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受け入れ企業インタビュー vol.17

シニアスタッフとの連携を大切に
苗木の挿し付けで鹿児島の森を作る

曽於地区森林組合
大山 正一(オオヤマ ショウイチ)さん

従業員 43名
60歳以上の就労者

2名

※内容は2020年12月時点のものです。

鹿児島県東部に位置する曽於地区の広大な森林を管理しているのが、曽於地区森林組合だ。43名のスタッフと、シルバー人材センターから派遣されるシニア就業者11名。リタイア後のシニア世代が、鹿児島の森を守り、育てている。曽於地区森林組合にて、様々な業務を掛け持ちしながらシニアスタッフのサポートや関係性を構築しているのが大山正一さんだ。自身が携わる業務やシニアスタッフについて話を伺った。

スタッフ同士でフォローし合い、女性も多く活躍中

林業と聞くと、体力的な負荷の大きい大変な仕事というイメージがある。若い男性でないと難しいと考えがちだが、曽於地区森林組合には女性を含めた多くのシニアスタッフが勤務している。

曽於地区森林組合は、志布志湾に面し東部と西部に山岳が連なる広大なエリアを管理している。その広い管理区域で育った木を国内の業者に建材用に出荷するほか、中国に向けて輸出も行う。そのほか、植林をしたり、木の成長を促すための間伐をしたりと、組合が請け負う仕事の幅はとても広い。その中でシニアスタッフが活躍している業務がある。ハウスの中で行われる杉苗の挿し付け作業だ。

大山正一さんは、曽於地区森林組合に勤務して6年目。シルバースタッフの力を借りながら手探り状態でスタートした苗木の挿し付け作業だが、当初は大山さん自身もわからないことがあった。しかし、シルバー人材センターから派遣されてきたスタッフに相談すると、いろいろな知恵を出し、フォローしてくれたと話す。

「皆さん知識が豊富ですから、相談すると私がわからないことを教えてくださいました」

仕事は朝8時から17時まで。全員がフルタイムで勤務している。人材の採用基準について質問すると、「やる気があって、他の方とコミュニケーションが取れる方であれば積極的に採用していきたい」という答えが返ってきた。

「多くの女性も活躍していらっしゃいます。新人の方にはベテランのスタッフの方が直接教えて、皆さんフォローしあって働いています。私はその日の段取りや作業内容の指示をすることがほとんどで、ときどきアドバイスをするくらいです」現場にいるスタッフ同士で助け合う文化、新人を支える空気がいつの間にか出来上がっていた。

ハウスの中で求められるのは、環境の変化に気づく細やかさ

曽於地区森林組合でシニアを雇用することになったのは先代の組合長がいたとき。当時の従業員だけでは手が回らず、助けてくれる人が必要だった。関連の事業所がシルバー人材センターから雇用していたこともあり、同組合でもシルバー人材を求めることになったという。試行錯誤を重ねながらのシニアスタッフによる植え付け作業。新人でも研修なしで作業を行うが、単純で簡単かというと、そうでもない。

「植物も生きていますから、ちょっとした環境の変化でダメになることがあります。ハウスなので温度管理や水の管理にも注意を払わなくてはならず、本当は難しい仕事なのです。けれど私は他にいくつも現場を回らなくてはならず、挿し付けのハウスにつきっきりになれません。そういう中で、その日の気温を気にしてくれたり、土の乾き具合に気づいてくれたりという、気遣いができるスタッフさんに支えられています」

植物と会話をするように気遣いながら作業できる繊細さが求められる仕事だが、杉苗の挿し付けに必要な人員は常に揃っていて、定員割れすることはないという。

「立ちっぱなしなので肉体的にも大変だと思いますが、2年、3年、4年と長く勤務されている方もいらっしゃいます」

大山さんが職場の環境面で気を使うのは、やはり安全面だ。「ハウスの中に鉄骨のパイプが通っていて、水を撒くのです。ですから下は滑りやすい。そういった安全面には気を使っています」また、「今日もがんばって働こう」と思えるような明るい雰囲気の職場にすることにも意識を向け、できるだけハウスに顔を出してシニアスタッフとコミュニケーションを取るように心がけている。

今後もシニアを雇用予定、戦力として活躍できる職場に

曽於地区森林組合では、施設を増設して業務を拡大する予定がある。そのため、今後もシルバー世代を積極的に採用していきたいと考えている。「今後は苗の挿し付けだけでなく、土づくりやバーグ粉砕の作業にも参加していただきたいと考えており、シニアの募集職種も増やしたいと考えています。意欲のある方や協調性のある方であれば、ご自身が曽於地区森林組合の大切な戦力になっているという思いで活躍していただければと思います」

年金だけでは足りない生活費を補うため、また、リタイア後のやりがいを求めて仕事を探している人も少なくないだろう。曽於地区森林組合は、ベテランスタッフがサポートする環境が整っており、フォローし合うカルチャーが育っている。特別なスキルがなくても挑戦しやすいはずだ。

「これからはもっと仕事の質を高めていきたいと考えています」と語る大山さん。これから長い時間をかけて鹿児島の山を緑に染めていく苗木が、今日もシニアスタッフの手で一つひとつ作られている。

志布志市シルバー人材センター

〒899-7402 鹿児島県志布志市有明町野井倉1756

TEL:0994-74-2500

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