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受け入れ企業インタビュー vol.14

シニアの働きが企業のイメージアップに

株式会社オオスミ物産 代表取締役
西青木 幸二(ニシアオキ コウジ)さん

株式会社オオスミ物産西青木社長

従業員 36人
60歳以上の就労者 4人
(ほか、シルバー人材センターからの派遣者多数)

※内容は2020年5月時点のものです。

株式会社オオスミ物産

鹿児島県の農業産出額の都道府県別順位は北海道に次ぐ2位【生産農業所得統計(平成30年)-農林水産省】。野菜、花き、茶などの農産物。また、豚、肉用牛(黒毛和種)、ブロイラーなどの畜産。紛れもない全国有数の農業県だ。
東串良町を中心に様々な野菜を栽培、出荷している株式会社オオスミ物産は、繁忙期にシルバー人材センターを活用している。
シルバー人材センターからの派遣について、代表取締役の西青木さんは「悪い印象だったのが好転した」といい、今ではシニアの力が欠かせないと話す。マイナスのイメージが払拭された理由などについてうかがった。

企業のイメージアップに貢献

東串良町にある株式会社オオスミ物産は、同町を中心に大根やキャベツ、ゴボウやサツマイモなど、季節によって様々な野菜を栽培し出荷している生産法人だ。
従業員36人のうち、60歳以上は4人。農産物の配送ドライバーやトラクターの運転を行う。また、農繁期には東串良町シルバー人材センターを活用している。活用して3年。最初は“悪い印象”を抱いていたと代表取締役の西青木幸二さんは話す。
「農業は農繁期と農閑期があります。農繁期は様々な作業が重なるため、従業員だけでは手が足りず、瞬間的に人手不足におちいります。それを補うための一時的な働き手が必要だったわけです。ただ、シルバー会員には年齢的な体力や経験の有無から“いい仕事ができない人もいる”という噂を聞いたことがあり、お願いすることを躊躇していた時期がありました。ほかの会社に訪れた際に、一生懸命働いているシルバー会員さんの姿を自分の目で見て、『これは噂とは違うぞ』と感じたので、派遣で来ていただくようにしました。それ以来、会社の戦力になっています」
ネガティブなイメージは払拭され、むしろ、企業にとって大きな大きなアドバンテージに。「もっと早くお願いしていればよかった」と振り返る。
「弊社ではニンジンも作っています。今ではニンジンの収穫はシルバーさんたちだけでやってもらっています。この3年でノウハウを蓄積して、“この時季になったらこの作業”と手順を理解しているため、指示をする必要がありません。四隅を手作業で獲ってからトラクターですき上げるという収穫の順番、正品と外品の見分けまで。もうそれこそ全部してもらっています(笑)」

株式会社オオスミ物産西青木社長

一時的な人手不足の解消にもなるシルバー人材センターの活用。それ以外に「予想だにしていなかった利点があった」と西青木さんは話す。
「シルバー会員の皆さんのおかげ企業としてのイメージアップにつながりました。『地域で一番管理の行き届いた畑になっている』と、近隣の農家さんからお褒めの言葉をかけていただきます。また、離農を考えている方からは『先祖代々受け継いできた大事な畑。貸すんだったらオオスミ物産にお願いしたい』とまで言っていただけます」

株式会社オオスミ物産

キャベツ畑の草取りの様子。4人のシルバー会員が数日をかけて行う。

取材当日は二十四節気の「小満」のころ。太陽の光を浴びて草木が茂り、動物や植物といったあらゆる生命が満ち満ちていく時季だ。野菜だけでなく、雑草もグングンと成長していく。この雑草取りが1・2週間ずれるだけで、その後の労力が倍以上に変わってくる。しかも、行き届いた畑になることによって、作物の病気が少なく収量の増加にもつながる。
この草取りの作業は農作業のなかでも大変な作業に入る。それをこなせるのはシニアの方たちがこれまでの人生経験で培ってきた真面目さや忍耐強さならでは。
“一時的な人手不足の解消” “企業のイメージアップ” “収量の増加”。シルバー会員の頑張りは企業に大きな利益をもたらす。

株式会社オオスミ物産

派遣されているシルバー会員のみなさん

シニアスペシャリストを養成

シニアの力の恩恵を十二分に感じている西青木さん。今後の目標は「スペシャリストの養成」と語る。
「今いる69歳の従業員は“トレンチャー”というゴボウ専用の穴を掘る機械を扱うスペシャリストです。その人が来てくださるようになったおかげで作業効率がグンと上がった。この方のようにある分野に特化した人にもっともっと集まってほしいですし、企業としても人材を育てなければいけない。シニアのなかからスペシャリストを養成するための、何かしらのきっかけ作りを企業として行っていきたいです」
スペシャリストがいることで会社のコストと時間の削減につながる。まずは、シルバー人材センター会員向けに、作業体験や知識を深める研修を開催していくつもりだ。

そして、日頃の労をねぎらう会も計画中だ。
「シニアの皆さんの力は会社にとってとても大きな力となっています。第二の現役を頑張っている皆さんと慰労会などでコミュニケーションをとって、社会の一員という自覚を持っていただきたい。それがこれから先につながっていけばいいですね」

株式会社オオスミ物産

株式会社オオスミ物産

〒893-1611 鹿児島県肝属郡東串良町岩弘25番地1

TEL:0994-63-3721

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