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受け入れ企業インタビュー vol.13

シニアの社会参加で地域の手助け

南九州市立図書館 副館長
川平 幸代(カワヒラ ユキヨ)さん

受け入れ企業インタビュー vol.13

従業員 20人
60歳以上の就労者 2人(ほか、シルバー人材センターからの派遣者2名)

※内容は2020年2月時点のものです。

図書館――子どもからお年寄りまで幅広い世代が長年にわたって最も利用する公共施設といえる。
南九州市知覧町一帯に暮らす人たちの知識や情報を得られる機会と憩いの場を提供しているのが「NPO法人夢を育む読書の会」が運営・管理をしている知覧図書館だ。(※)
20人の従業員のうち、60歳以上のシニア2人に加え、南九州市シルバー人材センターからの派遣で2人のシニアが働いている。
お話しをうかがったのは館長の加治佐敏昭さんと副館長の川平幸代さん。シニアが生き生きと働く社会について、加治佐さんにはシニア世代として、川平さんは事業所側として、それぞれの目線で話していただいた。
(※「NPO法人夢を育む読書の会」は知覧図書館のほかに、頴娃図書館と川辺図書室の運営・管理をしている)

シニアの社会参加が教育の機会の手助けに

南九州市には、頴娃図書館、知覧図書館、川辺図書室と2館1室の図書館(室)がある。いずれも指定管理を受けた「NPO法人夢を育む読書の会」が運営・管理をしている。
20名の図書館員のうちシニア従業員は2人(館長と司書)。また、知覧図書館では南九州市シルバー人材センターからの派遣で2人のシニアが働いている。シルバー会員2人の仕事内容は南九州市立図書館が所有する移動図書館車の運転と訪問先の貸出・返却に関する業務だ。
業務を委託している理由として、副館長の川平幸代さんは次のように話す。
「郊外に住んでいる市民は図書館に訪れる機会が必然と少なくなります。全ての人たちに平等な読書の機会を持ってもらうために移動図書館車が存在しています。特に子どもの教育の普及という点では持つ役割も大きく、遠隔地にある小規模校の学校図書館の蔵書の少なさをカバーできるのも移動図書館車があってこそ。しかし、移動図書館車は5t車。普通免許で運転することはできますが、司書は女性ばかりで運転する自信がありません。そこで、運転が得意なシニアの方に業務をお願いしています」
人によっては不得意なことが自分だったら出来る。それがひいては地域のためになる。シニアの社会参加は地域で暮らす人たちの手助けになっているといえるのだ。

移動図書館車

移動図書館車「さくら号」。子どもの教育の普及という点で大きな役割を担っている。

働き手の確保が困難な昨今、図書館をとりまく状況も「厳しい」とのこと。そのため求人に年齢制限を設けていないという。
「司書免許を持っている人が望ましいですが、限ってしまうと特にパートの応募はありません。また、若い従業員であればよいというわけでもありません。図書館司書の仕事はこれまでに体験したことや知識といった“経験”がものをいうところがあります。若い人にはその年齢らしい長けているジャンルがあって、年齢を重ねている人はその人ならではのジャンルがある。各年代に対応できるスペシャリストがそれぞれ必要になってきます」
図書館にはさまざまな年代の利用者がいる。例えば“介護”に関する本を探している方には、介護の経験がある、もしくは、関心が高まっている年代の司書が案内したほうがスムーズにいく可能性が高い。年齢が若ければいいとは一概には言えないのだ。
シニア世代が働いているメリットはほかにもある。
「お孫さんがいる世代なので、子どもたちの接し方に慣れています。移動図書館車のドライバーのなかには、『おじさんが紙芝居を読んであげるから集まれ!』と、積極的に子どもと交流する方もいました。醸し出されるやさしさや距離感のつかみやすさを子供たちが感じ取っているからだと思います」

アクティブシニア

移動図書館車運転手の柳健一さん(66歳)

社会から必要とされる喜び

受け入れ企業インタビュー vol.13

南九州市立図書館 館長 加治佐敏昭さん(62歳)

南九州市立図書館館長の加治佐さんは元教員で定年退職後に図書館に勤務。60歳を超えてなお働き続けている理由とは。
「再雇用・再任用という形で教員を続ける手段もありましたが、新しいことに挑戦したい気持ちがありました。年齢を重ねてからでは遅いということはありません。新しい仕事、新しい土地、新しい人のなかに飛び込んでいって、これまでに知らなかったことを一から勉強するのは面白いことです。また、“社会から求められている”ことは大きな喜びになります。『あなたは退職したからもういいよ、あとはゆっくりしなさい』というのではなく、『こういうことがあるけど、手伝ってくれませんか』という社会への誘いが生きがいにつながっています」
仕事でも趣味でもボランティアでも地域活動でもいい。生きがいや健康づくりになによりも大切なのは、シニアが主体的に社会に参加し、社会での役割を持つことなのだろう。

南九州市立知覧図書館

南九州市立知覧図書館

〒897-0302 鹿児島県南九州市知覧町郡6209-1

TEL:0993-83-4939

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