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受け入れ企業インタビュー vol.12

70歳は年寄りじゃない
楽しみながら老いていこう

デイサービスセンターまごころ 管理者
松園 タミ子(まつぞの たみこ)さん

企業インタビュー12

従業員 9人
60歳以上の就労者 5人

※内容は2020年1月時点のものです。

企業インタビュー12

「いすに腰掛けてかけ足をしながら、野菜の名前を10個挙げてね~! はい、スタート!」
デイサービスに大きな声が響き渡る。利用者が言葉につまるとすかさずアシスト「鍋をするときにどんな野菜を入れるけ~?」
鹿屋市浜田町にある「デイサービスセンターまごころ」では午前8時半から午後4時20分までの利用時間のほとんどがレクリエーションの時間にあてられている。管理者の松園タミ子さんはこの地域で育ち暮らしてきた。だからこそともに暮らす人たちの健康作りを支えたいと思い、仕事に従事している。松園さんにとって“老い”と“働くこと”について伺った。

介護は私の天職。地域住民の健康と生きがいを守る

企業インタビュー12

「生まれ変わっても介護の仕事をしていたい」。目をらんらんと輝かせながら話すのは、鹿屋市浜田町にある「デイサービスセンターまごころ」管理者の松園タミ子さん。28歳で介護業界に入り、70歳の現在まで管理者というという立場ながら現場でバリバリと働いている。
42年前……名古屋鉄道のバスガイドとして働いていた松園さんは、結婚を機に地元に帰ってきて病院の介護職員として働き始める。介護レクリエーションが浸透していなかった当初から、入院患者の楽しみと健康作りのために歌と踊りを取り入れた運動を行っていた。介護に携わってこれまでの42年間、「楽しくなかった日はない」ときっぱり言い切る。
「介護の仕事にネガティブなイメージを持つ人がいますが、私は仕事がイヤになったことは一度たりともありません。利用者さんとの会話が楽しい、レクリエーションも楽しい、お風呂を入れるのにも皆で歌を口ずさみながらしている。『おはよう』と挨拶をすればとびきりの笑顔が返ってくる。そんな仕事ってほかにありますか。とにかく大好きでたまらないのよ。介護業は私の“天職”だと思っています」

企業インタビュー12

デイサービスセンターまごころは、鹿屋市浜田町ならびにその付近からの利用者を受け入れている。利用者には昔からの顔馴染みが多い。松園さんには地域住民の健康を守り、生きがいを創っていくという自負がある。
「来ている人たちは、親戚や同級生のお母さんたちばかりで小さい頃から知っている人たち。だから今でも『おばさん』といえば『タミちゃん』と言う仲。だからというわけではないけれども、高齢者の皆さんには最期を迎えるときまで住み慣れた家で過ごしてほしい……ですので、このデイサービスではリハビリ体操といったレクリエーションをする時間を多く設けています。」

シニアインタビュー19

高齢者のために日々の努力を怠らない

利用者の送り迎え、食材の買い出し、食事の仕込み、連絡帳への血圧・体重の記入。さまざまな業務に追われている松園さんだが、特に力を入れているのが“情報収集”だ。
「デイサービスが休みの日などに、レクリエーションや介護に関する講演やセミナーに講師として呼んでいただいています。そのときにお話しするのは健康や生きがい、日常のこと、そしてレクリエーションについて。話す内容はその場のお客さんの雰囲気を見て決めます。そのためにはたくさんの情報を持っていないといけません」

高齢者大学での講演の様子

仕事が終わり家で一息つくと、話のネタになりそうなことをテレビやインターネットでチェック。また、レクリエーションのバリエーションを増やすために、講習会への参加も欠かさない。仕入れた情報を出し惜しみすることもしない。それも高齢者を思いやってのこと。自身のセミナー・講演会が、健康で長生きするためのきっかけになってほしいと心から願っているのだ。

「元気で働き続けて」シニア従業員へメッセージ

デイサービスセンターまごころで働いている従業員は松園さんを含め9人。うち、最高齢の77歳の女性を筆頭に60歳以上のシニアが5人働いている。主な仕事は調理や食事・移動の補助。もくもくと仕事に取り組む時間もあれば、利用者に加わってリハビリ体操をする時間もある。松園さんはあえて“60歳以上の人たちを採用のターゲットにしている”という。
「60歳を超えても元気な人たちはたくさんいます。私は古希ですが同級生たちとは『70歳の私たちはまだ“年寄り”じゃないよね! おばあさんといわれたら蹴っ飛ばしてやろうね!』と笑いあっています。今の高齢者は実年齢より10歳は若いと思っていただいて結構です。若い人たちに『負けてなるものか』と思いながら暮らしています。ですので、シニアの従業員には働ける限り仕事をしてほしい。健康を維持して働き続けてもらうために利用者とともにリハビリ体操をしています」

企業インタビュー12

調理補助担当の武内トシエさん(78歳)

事業所にとって長く働き続けてほしいという想いは松園さんへの雇用面にも表れている。松園さんの定年の年齢は「99歳」。世間話のなかで出た数字だが、単なる数字ではない。事業所からの“いつまでも元気でいてください”というメッセージが込められているのだ。

人生100年。楽しみながら生きよう

管理者という立場にも関わらず、最前線で仕事をしている松園さんに“年を重ねること”について聞いてみた。
「老化現象は遠慮なく押し寄せてきます。かつて病気をしたこともありました。だからこそ利用者の痛みがわかるし、どうしたら喜んでくれるのかもわかる。ただ、老化を嘆くのではなく受け入れることが大事です。そして、老いていくなかでも楽しみをたくさん見つけるべきです。そのためには“行動”するべきではないでしょうか。働けるんだったら働いてもいいし、暇があるんだったら野菜を育ててもいいし。仕事に関しても短い時間で自分の体力に合わせて働けばいいんです。生活が規則正しくなり、動くことによって認知症予防になり、なにより仲間に出会えます。友達とご飯を食べに行ったり温泉に出かけたりするのは楽しいですよ」
働きたいけれども就業先の見つけ方がわからない……と悩んでいるシニアに対しては、シルバー人材センターに行くことをすすめる。
「シルバー人材センターではいろいろな仕事が揃っています。刈払いや草むしり、畑の管理だけだと思っている人が多いかもしれません。食事の介助やお墓参りの代行、趣味を活かして講座の講師をするなど、いろいろな仕事内容があると聞いてます。仕事がないことはありません。きっと見つけきれていないだけです。
人生100年。あと何十年もボーッと生きるのはもったいないですよ。一歩踏み込んで楽しみを探しましょう」

デイサービスセンターまごころ

デイサービスセンターまごころ

デイサービスセンターまごころ

〒893-0053 鹿屋市浜田町903番地7

TEL:0994-31-7375

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