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活躍中のシニアインタビュー vol.33

地元にたくさん知り合いが増えたのは、ボランティアのおかげ

いったんもめんと結いの会
坂口 千津子(サカグチ チヅコ)さん

坂口 千津子さん

年齢 66歳
活動内容 衛生管理者
活動日数 6~7日/月(おすそわけお弁当/子供食堂/地域クラブ)

※ご年齢は2020年9月時点のものです。

いったんもめんと結いの会

鹿児島県肝属郡肝付町にある「いったんもめんと結いの会」は、地域のために何かやってみようと集まった人たちで作られたボランティアグループだ。グループの衛生管理者である坂口千津子さんは66歳。学校給食を作っていた経験を活かし、グループの活動を支えている。坂口さんは「いったんもめんと結いの会」以外にも、高齢者向けのサロンをボランディアで運営しているという。さまざまなな地域活動に関わる理由について話を聞いた。

「地元のために何かしたい」からボランティアグループが誕生

「いったんもめんと結いの会」が始まったのは平成29年3月。活動は、高齢者にお弁当のおかずを配達する「おかずのおすそわけ」が毎週水曜日、子どもは無料で大人も格安で食事ができる毎月第二土曜日の「みんなの食堂」、朝から14時まで地域の子供たちに色々な体験を通して遊ばせる毎月第四土曜日の「地域クラブ」の3つだ。坂口千津子さん(66歳)は、グループが発足する前の話し合いの段階から参加した立ち上げメンバーの1人でもある。

坂口 千津子さん

「グループが始まる2年くらい前から、社会福祉行協議会や民生委員、地元のボランティアに熱心な人が集まって、『波野のいいところ』を話し合っていたんです。私も地域福祉アドバイザーをしている関係で参加していました。話し合いの流れで、『地域のために何かをやってみよう』と結いの家が始まりました」

坂口さんは学校給食センターに12年、パートで勤務していた。その経験を買われ、「いったんもめんと結いの会」の衛生責任者に選ばれた。「いったんもめんと結いの会」では100食ほどのお弁当を作るため、学校給食作りに従事した坂口さんのスキルが必須だ。

 

「お弁当には一切、冷凍食品を使いません。全部手作り。けれど食中毒が怖いので前もって作ることはせず、全部当日に作ります。朝8時に集合して、下処理から全部当日やります」

作られたお弁当は1食300円。希望者は公民館で申し込み、5枚または10枚つづりのチケットを購入する。食材は地元の人が差し入れてくれる野菜が中心だ。季節の食材を使い、高齢者が喜びそうなメニューを考える。

「みんなの食堂」は誰でも利用できて、大人は200円、子どもは無料だ。こちらはおかずだけではなく、ご飯もみそ汁もつき、先生もよく参加するという。

どちらも利用者から人気が高く「もっとやってほしい」という声が多いが、「毎日は大変だから、週に1回がちょうどいい」と坂口さんは笑う。

坂口 千津子さん

ボランティアと趣味で増えた繋がりは、楽しい老後を約束してくれる

坂口さんは波野地区に住んでいる。同じ地域の人は知り合いでも、少し離れた地域になると、顔は見たことがあるけれど話したことがなかったという人も多い。けれど「いったんもめんと結いの会」で一緒になり、共に活動をしていく中で地元の知り合いがどんどん増えていった。

「いろいろな人とお知り合いになることができて良かったです。みんなで料理を作って、おしゃべりして、キャーキャー盛り上がって、笑って(笑)。家に主人と2人でいるのとは全然違います」

いったんもめんと結いの会

「いったんもめんと結いの会」では、自宅とは違った時間を過ごせる。それが楽しい。

「老後を楽しく過ごそう、が私のモットーです」という坂口さんは、健康体操や切り絵、押し花と趣味も多い。ボランティアや趣味など、今やっていることを継続していき、地域の人たちともっと仲良くなりたいと考えている。

いったんもめんと結いの会

坂口さんの地域貢献は「いったんもめんと結いの会」だけにとどまらない。

「近所でサロンというのもやっています。これは、お年寄りがデイサービスに行かずに地域で遊んで、介護費用を減らしながら楽しく過ごせるようにしようという集まりです。月に1回集まりいろいろなレクリエーションをして、お茶を飲みながらおしゃべりをします。ホットケーキを作ったり、遠足のようにバスを借りて遠出したりすることもあります」

高齢者になると家から出難くなり自然とこもりがちになってしまう。それを変えていくために地域の人たちで支え合い、補っていこうという取り組みだ。他のメンバーと「次は何をしよう」「どこへ行こうか」と話し合い、喜んでもらえそうな計画を立てている。

いったんもめんと結いの会

「いったんもめんと結いの会」もサロンも、参加者がいつも楽しみにしている取り組みだ。しかし2020年時点では、新型コロナウイルスの感染を予防するため、状況を見ながら活動を休止したり再開したりしているという。

再開時はメンバーと「長く休むと億劫になってくるね」と話したそうだが、始まってみれば「にぎやかで楽しいね」と笑い合う。やはり、地域の人々と顔を合わせて交流する時間は大切だ。外に出て何気ないお喋りをし、一緒に何かの作業をすれば気持ちが晴れ、何より楽しい。ボランティアをすることで自然と地域に知り合いが増えていくし、そうやって気兼ねなく付き合える知り合いを増やしていくことは、心豊かに安心して暮らせる老後を作る確実で簡単な方法でもある。

坂口 千津子さん

「地域の人たちと仲良く、楽しく老後を暮らしたい」と朗らかに語る坂口さんは、ボランティアと趣味を通じて確実に人の輪を広げ、「楽しい老後」を確実なものとしている。

いったんもめんと結いの会

〒893-1201 鹿児島県肝属郡肝付町野崎254

 

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