» 活躍中のシニアインタビュー vol.23

アクティブシニアが活躍する地域社会づくり」
~自分らしい働き方を探してみませんか?~

背景色
標準
文字サイズ
標準
拡大

窓口紹介

お問い合わせ

トップページ > 活躍中のシニアインタビュー > 活躍中のシニアインタビュー vol.23

活躍中のシニアインタビュー vol.23

仕事とプライベートの両立
働き方は自分で決める

美里(うましさと)吾平コミュニティ協議会 吾平山上陵 案内人
前村 悦子(まえむら えつこ)さん

アクティブシニア

年齢 68歳
業務内容 吾平山上陵 案内人
雇用形態 パートタイム労働者
勤務時間 3時間/1日
勤務日数 火曜~日曜

※ご年齢は2020年4月時点のものです。

吾平山上稜 案内人

鹿屋市吾平町上名にある神代三山陵の一つである「吾平山上陵」。全国でも珍しい岩屋の陵で、初代天皇「神武天皇」の御父君と御母君が眠る御陵だ。陵域は9.35ヘクタール、窟内は3アールほどで俗にこの場所を鵜戸山、窟(いわや)を鵜戸窟(うどくつ)と称している。
美里吾平コミュニティ協議会の前村悦子さんは、吾平物産展示館に勤務し、この吾平山上陵の歴史や自然を案内している。案内人を務め7年目。最初は仕事が務まるのかと不安になることもあったが、最近は「続けてきてよかった」という。60歳を超えて新しいことに挑戦する前村さんに仕事をする喜びについて語ってもらった。

全国から届く私の宝物

初春。大隅の大自然を横目に見ながら参道から御陵までの500m、敷き詰められている玉砂利を踏みしめて歩く。時おり小鳥や「フィーフィフィフィフィフィ……」とカジカガエルの鳴き声が聞こえる。

鹿屋市吾平町上名にある吾平山上陵。鹿児島県下にある神代三山陵の一つで神武天皇の御父君と御母君の御陵だ。清々しくも厳かで神聖な空気に包まれている。
この吾平山上陵近くにある吾平物産展示館に勤務している前村悦子さんは、毎週火曜日から日曜日の午前中、県内外からくるお客さんに対して歴史や自然について案内をしている。

アクティブシニア

吾平町商工会を退職後、市の担当者から案内人の後任を頼まれた。1日で前任者からの引継ぎをすませ、案内人としてのスタートをきった。最初は不安で仕方がなかったという。
「歴史に詳しいわけじゃないから自分に務まるのかが不安で。最初の3年間は教わったことを忠実に守っていました。今ではもっとお客さんに楽しんでもらえるようクイズ形式にしたり、年代に合わせた小ネタをはさんだりして工夫をしています」

訪れる人のなかには歴史に詳しい人もいるし、子どもたちからは植物の名前について何気ない質問が飛んでくる。吾平山上陵のことは何でも説明できるように、今でも勉強は欠かさないという。

メモ帳

前村さんのメモ帳。吾平山上陵に関することがビッシリ書き込まれている

お客さんからお礼のお便りが届くことがある。「私の宝物」といって、丁寧に保管している手紙を何通か見せていただいた。きっと嬉しくて何度も読み返したのだろう。「これは東京からきた方から。こっちは福岡から来た方からのお便り」と、便箋を見ただけで送り主がわかっていた。

一日3時間の勤務でプライベートも充実させる

勤務時間は午前中の3時間。この働き方が自身に合っていると話す。
「退職後は年金で生活していく選択肢もありました。でも、一日何をして過ごすかを考えたときに、午前中に洗濯・掃除を済ませたあとはやることがなくなっちゃって。きっと暇を持て余してしまうと思いました。ただ、フルタイムで勤務するにはきついかなと。勤務時間の交渉をして、今は一日3時間だけ働いています」
午後に案内の予約が入った場合は例外だが、毎週火曜日~日曜日の午前中3時間という働き方を自ら決めた。母親の介護があるため、この勤務時間が今の前村さんにはピッタリだという。また、働くことがストレス発散になっていると話しを続ける。
「実の母だから言いたいことを言い合うとどうしてもストレスが溜まります。そういうときに仕事があると気持ちを切り替えられますし、お客さんの喜んでいる姿を見ることができる。あと、ファッションが好きなので、ある程度自由に使えるお金があるのも働くことのメリットですね」

アクティブシニア

服や小物、髪型にマニキュアなどおしゃれを楽しむ前村さん

セカンドライフを楽しんでいる前村さん。今後についてどのように考えているのだろうか。
「案内に支障がなく、『もう辞めても大丈夫ですよ』と言われるまではこの仕事を続けていきたいです。でも、同時に後継者を育てていかないといけないと思っています。吾平山上陵は宮内庁管轄なのでメディアに取り上げてもらうことは難しいですが、吾平山上陵をもっと多くの方に知ってほしい。そして『伊勢神宮』の雰囲気そっくりの美しい自然と、地元に根付く素晴らしい歴史を感じていただきたいです」

午前中は仕事をして多くの人と触れ合い、午後は家のことや趣味の料理、好きなショッピングをして過ごす。有給休暇を上手に利用して、県外に住む子どもや孫に会いに行く。仕事とプライベートを両立して生き生きと暮らす前村さんからセカンドライフを楽しむ方法について教えてもらった。

吾平山上陵

※(案内について)団体は要予約

〒893-1101 鹿屋市吾平町上名5250-1

TEL:0994-58-5517(吾平山上陵物産展示館)

トップへ戻る