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活躍中のシニアインタビュー vol.16

年齢は関係ない
定年後に始めた農業と武道

農業
日髙 一夫(ひだか かずお)さん

アクティブシニア

年齢 69歳
業務内容 農業
雇用形態 自営業
勤務時間 8時間/日

※ご年齢は2019年10月時点のものです。

アクティブシニア

「チェエエエエエエ!」と凄まじい声を上げて、敵に見立てた枝を薙ぎ払い、次の枝へ突進していく。砂埃を巻き上げながら木刀を振り下ろす勇猛な姿は、まもなく古希を迎えるとは思えない。
鹿屋市高須町で農業をしている日髙さん。毎日の畑作業の傍ら、薬丸野太刀自顕流の同好会5人の代表として活動している。
農業も自顕流も始めた時期は「定年退職を迎えてから」という。
日髙さんの話から“何かを始めるときに年齢は関係ない”ことがわかった。

新しいことを始めるのに年齢は関係ない

あるときはテンガロンハットに作業着姿の農家、あるときは袴に身を包んだ自顕流剣士。
鹿屋市高須町で暮らしている日髙さんは前述した以外にもいろんな顔を持っている。
元海上自衛官だった日髙さん。54歳で定年退職を迎えたのち、農業の道へ進んだ。それも退職してすぐの就農。退職金で土地と農機具を買いそろえ、まずは芋苗を植え付けた。
「もともと農業に関する学校に通っていました。ようやく今になってその経験が活きていますね。ずっと自然に囲まれた中で生活したいという願望がありました」
農機具を置く作業場も採卵場も自顕流の道場も、竹やぶだった土地を自ら切り開いて作った。

アクティブシニア

採卵するための鶏を150羽飼育。餌は無農薬で作った小麦など

錦江湾を眺めることができる小屋(日髙さんは“迎賓館”と呼んでいる)は、知り合いの大工にノウハウを教えてもらいながら一人で建てた。

アクティブシニア

通称“迎賓館”。囲炉裏にある横木の“くじら”まで自身で製作

「定年する10年前からこの暮らしをするための準備はしていました。母ちゃんにいったら反対されるのはわかっていたので、コソコソと隠れて工具集めをしていましたね(笑)」

主に栽培している作物は、さつまいもの紅はるか、落花生、そら豆、小麦。連作障害を防ぐために“輪作”を行う。もちろん無農薬にこだわっている。

アクティブシニア

作業場に干してあった落花生

一年を通じて作業をする必要があるため、定年を迎えてからの休みはなし。むしろ以前より「忙しくなった」と日髙さんは言う。
「やらなきゃいけないことはたくさんあるし、やりたいことも次々と生まれてくる。別に儲けるために始めたわけではなく、自分たちが食べる分と生活ができる程度の収入があればよかったんです。それがありがたいことに県内外にリピーターができて、予約もたくさんいただいて。予約が入るということは“美味しい”と評価されているということですから。忙しいですけど、毎日畑に出て汗をかいて、安心安全な野菜を自分たちも食べる。ますます若々しくなっていきますよ! 母ちゃんからは『あんたは農業を始めて“自由”を手に入れた』と冗談っぽく言われます(笑)」

アクティブシニア

収穫間近の紅はるか。少し小さいサイズの方が消費者のニーズに合うのだそう。

自ら老け込むな

「人生を豊かに生きていきたい」と語る日髙さんは、同年代たちにとある警鐘を鳴らす。
「同世代で集まる会があるときの話題は“病気”と“年金”がほとんど。あとは孫の話くらい。自らわざわざ老け込んでいっているんですよ。年をとったからこそ夢を語りあいましょうよ!」
そんな日髙さんの夢は“人を育てること”。そのためにあるのが通称“迎賓館”だ。

アクティブシニア

「後々はこの場所に家を建てたいんです。そこで年齢・性別・立場は関係なく「同士」として、酒を酌み交わし、夢を語り合いたい。昔の松下村塾みたいなイメージかな。人を育てるためには先生ではなく“教育者”でないといけない。そのためには自らがいろんなことを体験していないと説得力に欠けてしまう。今、いろいろとやっているのはそのためなのかもしれないね」

もう少しで100点

日髙さんに、今の生活に点数をつけるとしたら、と聞いてみた。
「100点に近い90点台後半かな。欲しいものは特にないし。お金も生活できるだけある。惜しむらくは“ユンボ”(油圧ショベル)がないことだけ。それがあったら文句なしの100点です!」と笑顔で返す。
自然の中で暮らすという夢を叶え、自由を得た日髙さん。数年後には日髙塾が開催され、同士と夢を語りあっていることだろう。もしかすると今よりももっといきいきと若々しく暮らしているかもしれない。

日髙さんに、今の生活に点数をつけるとしたら、と聞いてみた。 「100点に近い90点台後半かな。欲しいものは特にないし。お金も生活できるだけある。惜しむらくは“ユンボ”(油圧ショベル)がないことだけ。それがあったら文句なしの100点です!」と笑顔で返す。 自然の中で暮らすという夢を叶え、自由を得た日髙さん。数年後には日髙塾が開催され、同士と夢を語りあっていることだろう。もしかすると今よりももっといきいきと若々しく暮らしているかもしれない。

薬丸野太刀自顕流鹿屋道場(鹿屋市高須町)

薬丸野太刀自顕流鹿屋道場

問い合わせ:090-6898-9475

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