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【発見!アクティブシニア】南九州市の夏の風物詩「水からくり」を支える元気シニア

【発見!アクティブシニア】第三弾

県内各地で生き生きと活躍しているシニアの皆さんを紹介する「発見!アクティブシニア」の第三弾。

今回は南九州市知覧町にある豊玉姫神社にて毎年六月灯で行われる「水からくり」を支えるシニアの宮原知見さんにスポットをあてました。

知覧水からくり保存会 製作責任者
宮原 知見(みやはら ともみ)さん 68歳
 
(2019年6月現在)

宮原知見さんの写真

7月9日・10日の六月灯に向けて連日の作業が続く
2019年の演目は「花咲か爺さん」

豊玉姫神社の水からくり

毎年7月9日、10日に六月灯の行事として、境内にて水からくりが上演されます。
水からくりとは、水車を動力にして人形を動かすもので、南薩摩でみられるものです。

豊玉姫神社の水からくりは、知覧大工たちの手によって江戸時代後期にはすでにみられ、戦争により一時途絶えました。しかし、昭和54年に復活され今年で41回目を迎えます。昭和59年には国に無形民俗文化財として選択されました。
毎年異なる演目で上演され、南九州市の夏の風物詩として多くの見物客でにぎわいます。

からくりの水車

神社前の小川に浮かぶ動力の水車

知覧水からくり保存会に関わるまで

宮原さんは知覧生まれの知覧育ち。水からくりが復活して4年後の昭和58年に保存会に入りました。きっかけは勤めていた知覧町役場の当時の上司からの一言でした。
「復活して最初の演目が『牛若丸と弁慶』だったんです。水の動力を生かしてうまい具合に動くからくりに驚き、興味を持ちました。それから4年後、当時の上司から『人手が足りないから手伝ってこい』と命令があり、二つ返事で引き受けました。もともと日曜大工やプラモデルの帆船作るなど、ものづくりが好きだったこともあって、からくりの製作に違和感なく入り込めました。それからいつの間にやら37年が過ぎました」

2018年の演目「西郷どん」の写真

昨年(2018年)の演目は「西郷どん」

作業内容や一日の流れ

作業は5月中旬から始まり一日の作業時間はおよそ8時間。動力担当や人形の顔を彫る担当、衣装担当など総勢15人がボランティアで作業をしています。
「私は週に2日程度シルバー人材センターに行って仕事をしていますが、それ以外のほとんどの日は神社に来て製作をしています。きつくないわけではありませんが、生まれ育った地域の誇れる文化を守る。これは地域に暮らすものとして当然のことです。その想いは全員変わらないと思います。もしかすると、1日2回あるお茶休憩を楽しみに来ている人もいるかもしれません。ちょっと一服のつもりが、話が弾みすぎてついつい長くなっちゃうんですよね(笑)」

複雑な仕掛けゆえにメンバー同士の細かい確認を怠らない

豊玉姫神社の六月灯には毎年2万人近くが集まります。水からくりは今年で41回目を迎えますが、トラブルもありながらここまでやってきたと話します。
「六月灯の前日に水からくりが完成したことを祝い、スタッフ内で杯をあげながら最終確認も込めて完成披露をしていました。ほろ酔いで眺めているとどうも人形の動作がおかしい。重要な動力が壊れていたんですね。そこから夜通しで作業ですよ。一気に酔いが醒めましたね(笑)」

水からくり保存会の今後について

水からくりの製作に携わって37年。保存会の製作責任者を任されている宮原さんが懸念しているのが後継者不足です。

地域の財産である水からくりは地域で守っていくと力強く話す宮原さん

地域の財産である水からくりは地域で守っていくと力強く話す宮原さん

「会のメンバーのほとんどが定年を迎えて時間に融通の利くシルバー世代の人たち。水からくりの技術・仕組みを引き継ぐべく若い地域の方を募集しています。私自身も久しぶりにお客さんとして六月灯を楽しみたいです」

六月灯当日の様子(追記)

豊玉姫神社の六月灯
豊玉姫神社の六月灯
豊玉姫神社の六月灯
豊玉姫神社の六月灯
豊玉姫神社の六月灯
豊玉姫神社の六月灯

(2019年7月10日)

豊玉姫神社

豊玉姫神社本殿の写真

ヒコホホデノミコト(山幸彦)の妻であった豊玉姫をまつった神社です。綿津見神に二女(豊玉姫、玉依姫)があり、ここで亡くなられた姫神のご遺徳を慕って亀甲城の麓に社殿を建立し、姫神をおまつりし、鎮守の神として尊崇したのが、豊玉姫神社のはじまりであると言われています。

〒897-0302 南九州市知覧町郡16510

豊玉姫神社にある夫婦銀杏の写真

樹齢約450年。境内にある縁結びの夫婦銀杏
島津家第15代当主の島津貴久の御手植と伝承

豊玉姫神社の手水所の写真豊玉姫神社の境内に掲げられている幟の写真豊玉姫神社の狛犬の写真

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