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【発見!アクティブシニア】南九州市『こらだい』

こらだい

川原集落が笑いで溢れる日

年を重ねるにつれ生活範囲が狭まり、お洒落をして出かける機会が少なくなる。
地方は交通網が発達していないため特に顕著だ。

南九州市川辺町本別府の川原集落。集落30世帯中25世帯が高齢者の一人暮らし。若い人が少なく、高齢化が進んでいる。
そんな川原集落だが、ある日曜の昼前になると地域の公民館から笑い声が聞こえてくる。卓球台ほどの大きさのテーブルの両端から、スポンジで出来たボールをお手製うちわで相手陣地に向かって仰ぎ、ボールを落としたら勝ちというレクリエーション。終わったあとはみんなで昼食をとり、談笑して帰っていく。
この集会は近くに住んでいるある夫婦が中心となって行っている。

憧れていた田舎暮らしを実現した河野夫妻

こらだい河野夫妻

河野治夫さん(69歳)、明子さん(55歳)。大阪から鹿児島に移住し、現在は川原集落で古民家を改装した『こらだい』という弁当・惣菜の仕出し配食サービスをしている。

治夫さんは鹿児島市谷山の出身。大阪で就職し、明子さんと出会う。大阪で半世紀を過ごしたあたりで、明子さんの憧れていた「田舎暮らし」に賛同し、6年前に南九州市知覧町へ移住。3年前に現在の地へ引っ越してきた。都会で生まれ育ってきた明子さんはこういう。
「子どものとき、夏休み期間は田舎の祖母の家で過ごしていました。9月を迎えるのがすごく嫌でしたね。田舎にいれば一年中夏休み気分で生活できるんじゃないかと思ってたんです。年を重ねるにつれ、自然と向き合う暮らし、人と人が向き合う生活をしたいという思いが強くなっていきました」
仕事が忙しかった治夫さん。子育ては明子さん任せだった。せめてもの「罪滅ぼし」のつもりで鹿児島への移住を決意したという。

弁当・惣菜販売仕出し配食サービス『こらだい』を開くまで

こらだい

川原集落に引っ越した当時は飲食店や商店が無かった。大阪ではどちらも飲食関係の仕事に就いており、その経験を知った地域の人たちからの要望に後押しされ、昨年12月に弁当・惣菜の仕出し配食サービス『こらだい』を開く。ちなみに『こらだい』は川原集落の昔からの呼び名だ。
ここまでのおよそ8か月、想定していた以上に大変だったと治夫さんはいう。
「忙しいときは忙しいけど、暇なときもある。社会奉仕ではないので生計を立ててお店を続けていかないとね。せっかく地域の人たちが喜んでくれているから」
地方でお店を営む大変さが身にしみた。ただ、田舎だからこその人情にも触れることもある。
「食材は自家菜園でとれた野菜を使うけど、周りの人からもらうことも多い。ありがたいことですよ。先日は人参を100キロ近くもらいました。ちょっと多すぎますけどね(笑)」

こらだい河野治夫さん

地域が生き返っていく憩いの場へ

さて、冒頭に紹介した集会だが、毎月第三日曜日に『こらだい』に隣接する川原公民館にて行われている。会の名称は「どんぐりほのぼのサークル」。主に取り仕切っているのが河野さん夫妻だ。
3年前、前自治会長と共に、地域に暮らす高齢者の栄養面を充実するという目的のために開いた。
昼食を作るのは治夫さん、レクリエーション活動は明子さんの担当となっている。

こらだいメニュー

この日のメニューは、中華丼、ギョウザの甘酢あんかけ、サラダ、卵スープ

参加している高齢者の一人はこういう。
「地域が生き返ってきた」
年を重ねるにつれ、外に出る機会が少なくなる。家から一歩も出ず、一言も話さない日もあるのかもしれない。もともと一人暮らし高齢者の栄養面の補助になればと始めたこのサークルは、いつの日か地域住民にとって欠かせない憩いの場となっていたのだ。

こらだい

川原集落の皆さん。うちわにオリジナルの模様や柄を付けた。

集落の繋がりの強さ

サークルには若い人も手伝いにきている。
中学3年生の重久恋児くん。祖母である川原クニ子さんと運営の補助に回る。

重久恋児くん

川原集落の子ども会は2人しかいないため、自分たちだけでは会の活動を行えない。そんなときに集落のみんなに助けを借りてきた。サークルの手伝いは、それに対するせめてもの「恩返し」という。高齢者と仲良く談笑する姿は集落の希望そのものだ。

地域の一員になり、より賑やかな場所にしていきたい

地域に暮らす人と人の触れ合いの場を提供している河野さん夫妻。今後地域でどのように暮らしていきたいのか。

治夫さん「まだ地域に溶け込めきれていないので、地域の一員として認められたい。もっともっと皆さんに頼ってほしいですね。細かいことでも構いません。何でも声をかけて下さい」

こらだい河野治夫さん
こらだい河野明子さん

明子さん「おじいちゃんおばあちゃんたちは私たちから元気をもらっていると言ってくれていますが、全くの逆です。皆さんがいるから頑張れる。皆さんみたいになるのが私の目標です。10年後、私たち世代が同じように楽しく、もっと楽に生活できる集落になるように、若い担い手を作りたい。そのためには集落の人達と一体となって、若い人たちに来てもらえるように工夫をしないといけません。もっともっとこの川原集落が賑やかになっていったらいいですね」

こらだい

こらだい

〒897-0224 鹿児島県南九州市川辺町本別府2520-2
営業日:月~金
営業時間:午前11時~午後6時
TEL:090-1076-1149

こらだいこらだいこらだい

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